-キルア×ポッキー×おめでとう!! ☆-
キルア×ポッキー×おめでとう!! ☆
「 、いつまでそこで固まってるんだよ。」
「だってどっちにするか決められへんねんもん・・・。」
「なにをだよ?」
「ポッキーかプリッツか・・・。」
「はぁ!?そんなもんどっちも買えばいいじゃん。」
久しぶりに買い物に出た私とキルアは家に帰る前に立ち寄ったお店でおやつを買っていた。
今日は11月11日。
ポッキー&プリッツの日。
この日はどっちが人気があるかの売上競争が行われる。
「このひと箱が勝敗を分ける可能性があると思うと決められへんの!!」
そんな事あるはずもない・・・
そんな呆れ顔で私を見るキルアを睨みながら私はかれこれ10分ほど2つの箱を持って固まったまま。
1つは限定マロン味のプリッツ。
もう一つは限定たっぷりムースチョコのポッキー。
いっそ両方買うか・・・
そう思った瞬間、キルアは何かを思い出した様に私の手からポッキーを取り上げレジへと向かった。
「ちょっちょっと!!勝手に決めんといてよ~!!
自分がチョコ好きやからって~!!」
私は慌ててキルアの背中を追いかけた。
*******
「なぁ ?」
ククルーマウンテンへと帰って来た私達。
結局何度理由を聞いても『内緒』の一点張りでポッキーになった理由は教えてもらえないまま・・・。
少し拗ねていた私はキルアが呼ぶにも関わらずブスッっとした顔でソファーに座ってテレビを見ていた。
「 ってば!」
抱え込んでいたクッションを奪われ、覗き込んできたキルア。
「なによ・・・。」
「そんなに怒んなくてもいいじゃん。」
「だって・・・キルアこそ何でポッキー勝手に買ったんよ・・・。」
たかがポッキー。
こんなに怒る必要もない事だけど、何だか無性に腹が立った。
「教えるから機嫌直せって。」
そう言うなり私から奪ったクッションをポイッと床に投げて私に腕を伸ばしてきた。
あっと言う間にスッポリとキルアの腕の中に包まれて、慣れ親しんだ温もりと匂いに苛立っていた心が落ち着きを戻していく。
「何でポッキーやったん?」
小さな声で聞きながら腰に回された腕にそっと擦れた。
「前にイル兄と仕事行ったの覚えてるか?」
「イル兄と仕事?何時の??」
「夏休み。」
少し前の夏休み。
私はイル兄の手伝いでパーティーに潜入する為に手伝いに行った事を思い出した。
「あ~、パーティー言ったやつ?」
「そう。」
「あれがどうかした?」
あの時、帰ってきてからキルアにこっ酷く怒られてお仕置きまでされた・・・。
今思い出しただけでも一瞬悪寒が背中を走りそうだ。
そんな事を思い出しながらも平然を装って話を聞いた。
「あの時、 かなりエッチな事してたよな?
これで。」
そう言ってポッキーの箱を私の目の前にそっと差し出した。
「エッチな事??ポッキーで??」
したっけ??そんなこと??
特に気にもせずにやったのだろうか?
記憶をたどっても思い当たる事が浮かばない・・・。
「覚えてねぇのかよ。」
呆れた声でため息をつきながらがっくりと肩を落とすキルア。
「あはは・・・すいません・・・。」
乾いた笑いを浮かべた私の肩に頭を乗せた。
「じゃ~これで思い出せる?」
またもや何かを思いついたように私の身体から離れるとソファーから降りて床に膝をついて、ポッキーの箱を開けた。
私は全く理解できないままただボーっとその姿を見ていた。
3本のポッキーを袋から出すとニヤリと薄笑いを浮かべて私を見上げる。
そして履いていたスカートの中に徐に手を滑り込ませた。
「きゃ!!キルア!?」
ガーターベルトで止めたストッキングに手をかけ何かをして、満足そうに顔を上げた。
少し捲れ上がったスカートの隙間から見えたのはストッキングに挟まれたポッキー。
外腿・正面・内腿と3本が器用に挟みこまれている。
それを見た瞬間に私はキルアが言わんとしていた事を思い出した。
確かに私はこれと同じ事をイル兄と仕事をした時にした・・・。
思い出した事にスッキリした半面、これから何が行われるのかを予想すると背中を嫌な汗が流れた。
直接肌に触れている部分のチョコが微妙に溶け始めている。
「あの・・・キルア・・・?」
止めようとして名前を呼んだ瞬間、ソファーの後ろのカーテンが揺れた。
シュル。
カーテン止めに使っていたワインレッドの少し太いベルベッドのリボンが私の手首を後ろで拘束する様にまとめあげられた。
「いや!!ちょっと!!」
「待たない。なんで俺がポッキーにしたのか教えて欲しかったんじゃねぇの??」
「もういい!!わかったからもう教えてくれなくて結構です!!!」
私は慌てて少し隙間の開いた膝を閉じようとした瞬間、あっという間にキルアは私の膝の間に身体を挟みこんでいた。
「ここまでしたんだから遠慮すんなって。」
ニヤリ・・・。
あ~この顔を見たら完全に私の負けですお兄さん・・・。
でた・・・キルアのたくらみ笑い・・・
私の負けです・・・。
お願いだから解放してくれ~~!!!
心の中で叫んだ時には時既に遅し・・・。
ポキッ。
私の両ひざに手を乗せ、太腿の正面に差したポッキーを顔を横に捨て器用に食べた。
さらにストッキングに挟まった部分を舌で器用に押し上げて食べ始めた。
「んっ・・・あの・・・やめませんか??」
「嫌だね。 、チョコ溶けてるぜ?」
そう言って太腿に溶けて付いたチョコを舐めとっていく。
「んっ・・・あ・・・」
舌のざらりとした感触に背中がゾクリと粟立つ。
「こんな事させようとしてたんだ。」
「ちが・・・ぃや・・・」
次は外腿を器用に食べて行くキルア。
言い訳じゃないけど、まさかこんな事をさすつもりなんてなかった。
頭を降ろした時点でイル兄の針が飛んで来て終了。
そのつもりだったから。
「何が違うの?
あ~ぁここのチョコ、溶けて垂れちゃった。」
そう言ってキルアが舐めあげたのは内腿。
「だめっ!あぁ・・・んっ」
わざと時間をかけて食べ進めるキルア。
腕は後ろで縛られているから抵抗する事すらままならない。
足を閉じようにもキルアの身体と膝に置かれた手のせいでそれすら出来ない。
されるがままの私に満足そうに顔を上げたキルア。
「お願い・・・もう・・・」
何度も降参をしてるにも関わらずキルアは無視して内腿のチョコを舐め続ける。
「あ~あ、もっと食べようかな~♪」
そう言ってご機嫌そうに袋からポッキーを数本取り出した。
「 食べさせてよ。」
そう言って私の口に1本のポッキーを差し出した。
すでに焦らされる様に太腿を舐めあげられ、力の抜けた私は抵抗する事さえ忘れて素直に口にくわえた。
「素直じゃん。」
嬉しそうに言うキルアは私が加えたポッキーを少しずつかじり始めた。
「ん・・・んんっ、はぁ・・・あ・・・」
口元まで到着すると私の口の中にあるポッキーまでキルアは舌で奪いっとって行く。
口の中のチョコの甘い味とキルアの舌のおかげでもう頭は真っ白で何も考える余裕すら無くなっていた。
「キ・・・ルア・・・解い、て・・・。」
キルアに抱きつきたくても抱きつけずに力の入らなくなった身体はソファーの背もたれに沈んで行く。
「もうちょっと食べたら解いてもいいけど。」
今度はチョコの付いた先端を私にそっと当てながら首筋、そして胸元に押し当ててなぞって行く。
ふだんより熱をもった身体はすぐにチョコを溶かしてしまう。
「ん・・・あ、んん・・・やぁ・・・」
そのチョコを舐めとる様にキルアの舌が身体を這って行く。
「こんなすぐチョコ溶けるとか、 の身体どんだけ熱いんだよ。」
ニヤニヤと意地悪な微笑みを絶やさずに舌を這わせ続け、残ったポッキーを谷間に挿した。
谷間に挿さったポッキーのチョコはじんわり溶けて行くのが分かる。
大きく開いたニットは簡単に肩からスルリとウエストまで下げられ、肌が露になった。
谷間のポッキーを口だけで食べ、そのままブラを外され谷間についたチョコを舐めあげられる。
焦らし続けられる事に限界を感じてふっと顔を上げたキルアに自分から深くキスをした。
「 もう限界?」
「限界・・・お願ぃ・・・」
潤み始めた目でキルアを見つめると抱きしめられて手首のリボンを解いてくれた。
私は自由になった手でキルアに首に手をまわし何度もキスをねだった。
「ポッキーもう飽きた。」
そう言ったキルアに美味しく頂かれたには言うまでもなく・・・。
~おまけ~
ソファーにぐったりと身体を預けていると、キルアはまたポッキーを1人口に運んでいた。
「あれがプリッツだったら俺もここまで根にもたなかったかもな。」
「なんで?」
「だって舐めあげる必要ないだろ?
未遂と言えども の身体なめられるとか考えただけで俺そいつのこと殺しそう。」
「あはは・・・。すいません・・・。」
「これからはここうやってポッキー食うの良いかもな。」
なんて言いながらご機嫌なキルアが口にくわえていたポッキーを私はパクリと取り上げた。
「あっそれ最後の1本!!」
「し~らない♪
あっ!私メールするとこあったんや!」
ふと思い出した私は慌てて携帯を手に取るとメールを打ち始めた。
「誰にメールしてんだよ?」
「ん? さん。今日誕生日なんだな♪」
「 さんって誰?」
「うちの作者がやってるHPのユーザー様。」
「ふ~ん。誕生日なんだ?メールじゃなくて電話にすれば?
せっかくだし俺もおめでとう言いたいしさ。」
「そっか!じゃ~早速・・・。
さんおめでとうございます!!素敵な一年になりますように!!
またサイト覗いてくださいね♪
、誕生日おめでとう!うちの作者が仕事したらまた会おうぜ!」
「「HAPPY BIRTHDAY TO !!」」
~Fin~