リベンジ!!!前回結局甘くなかったので…頑張るぞ!!
と言いたいが…結局単にエロやった…(笑)
今回はエロを書くなら…キルア目線!!
やばいめっちゃ書きやすかった(笑)
「じゃーキルア15時に協会前のカフェでね♪」
『あぁ、後でな。』
私は電話を切ると協会の会議室に戻った。
「では、調査結果の報告会議は以上になります。
皆様お疲れ様でした。」
「皆ご苦労じゃったな。
奈々実君も長期に及ってすまなんだな?」
「いえ。途中からの参加でしたが良い経験をさせていただきました。」
期間2年に及んだ生態調査が一区切り付き、最終報告会議が終わった。
会長の推薦んで私はこの調査団のリーダーとして1年半参加した。
思ったよりも現場にいる事が多く、キルアとあまり一緒にいる時間が取れなかった。
今日はこの後久しぶりにククルーマウンテンに帰る事になっていて、迎えに来てくれると言うキルアに甘えて、私達はこの近くのカフェで待ち合わせの約束をしていた。
奈々実との待ち合わせは15時。
カフェの時計に目をやると14時半。
「ちょっと早く来すぎたな。」
俺はカフェにかけてある時計を見上げて小さなため息をついた。
この前会ったのはいつだったか…。
確か5ヵ月ぐらい前に一緒に飯食ったのが最後だった気がする。
俺もゴンと色んな街に行って色んな世界を見てまわっていた。
結局2人でゆっくりした時間をあまり過ごせないまま、お互い自分のやりたい事をやっている。
そんな事を考えていると不意に耳に聞こえてきた会話に俺は意識を集中させた。
「奈々実さんってさ、格好良いよな?女なのにあんなに強くて、姉御って感じでさ!」
さっき入ってきた3人の男連れ。
出てきた名前に思わず話を聞き続けた。
「彼氏とかいないのかな?」
「俺聞こうかなって思ったんだけど何かじけなくてさ、逆にいじめられそうじゃん?(笑)」
「でもいたら地味にショックだな~。」
会話に耳を傾けながら少しずつ胸にモヤモヤとした黒い違和感を覚えていく。
「でもさ、彼の前でもあのままなのかな?」
「いや、甘えたりするんじゃね~の?」
「うぉぉぉ!それ反則だろ!?」
「いいな~。俺菜々実さんにあまえられてーな。」
「俺甘えられたりしたら思わず押し倒しちぇうぜ(笑)」
「なんかエロそうだしな…。」
「そーそー俺達が下ネタ言ってっても笑ってるし、慣れてそうだよな~?」
話しはどんどんエスカレートして行き卑猥ない会話へと変わっていく。
勝手に想像して膨らんだ話に俺の中で何かが『プツリ』と切れた音がする。
「ごめんキルア。帰りに会長に捕まってもた!」
慌てて入ってきた菜々実は顔の前で手を合わせて謝っていた。
時計は15時5分。
「5分だけじゃん。いいよ。」
奈々実はほっとした顔をして隣の席に座って注文をした。
その時さっき話していた連中が菜々実の存在に気付いた様子。
「あれ奈々実さんじゃね?」
「ホントだ、一緒にいる餓鬼誰だ?弟?」
奈々実は会話が聞こえていない様でデザートの注文をするか悩んでいた。
俺は連中の言葉にさっきまでの怒りを思い出した。
「きゃっ!」
奈々実の手を掴んで引っ張るとバランスを崩した様に俺に寄りかかった。
俺はそのまま奈々実の耳元で囁いた。
「俺さびしかったんだけど?」
奈々実は驚いた様に俺の顔を見上げてきたが、その顔が少し赤くなっていた。
「奈々実は?」
俺は意地悪の様にまた耳元に口をよせて囁くと、小さな声で恥ずかしそうに菜々実は言葉をこぼした。
「私も淋しかった。」
そう言って俺のシャツを掴む指に力が入ったのと、さっきの連中がこっちを見ているのを確認すると、俺は奴らにわかる様にニヤリと笑って見せた。
もちろん俺の肩に顔を埋める奈々実には俺の表情も、奴らの視線も見えていない。
俺は奴らに見せつける様に奈々実の耳に舌を這わせた。
「んっ…ぁっ…やぁ…キルア…ここ、外…あっ!」
抵抗する様に身体を捩る菜々実、俺は腰に回した手に力を込めた。
「も~!キルア!!」
真っ赤な顔で俺を睨む菜々実に今度はその口を塞いだ。
少し開いた隙間から舌を侵入させると観念したように俺の舌に答え様とする。
「んっ…ふっ…ぁっ、あっ」
うっすらと目を開けると奈々実の顔が飛び込んでくる。
(やばっ!この顔エロ過ぎ…)
そんな俺達の様子にさっきの連中も釘付になっている。
これ以上菜々実のこんな顔を見せてやるのも腹が立つと思った俺はそっと唇を放し、菜々実を抱きしめた。
「後は2人になってからな?」
そう言って囁くと奈々実はトロントした顔で力なく頷いた。
俺はテーブルにお金を置くと奈々実の腰を抱く様にして店を出た。