★…になりますので18歳未満の方はご遠慮ください
ホテルに戻ると私はソファーに座って飛影に横に座るように促した。
腕の傷もひどいけど、妖気の消費が激しくて、治癒だけでは元通りにはならない。
とりあえずいつもの様に腕を治すと私は飛影をソファーに押し倒した。
「おい!」
驚いている飛影の呼びかけを無視して飛影の上に乗り、頬を両手で押さえて無理やり口付けるとそのまま私の妖気を飛影の口へと流し込んだ。
正確に言うと私の口のから飛影に妖気を吸収させたのだ。
「!!!!」
少しずつ飛影の妖力が回復して行くのを感じながら、私は出来る限りの妖気を流し込んだ。
始めは抵抗していた飛影も、途中から感づいてくれたようで今は静かにされるがままの状態を保っている。
数分して、ほとんどの妖力が回復し、口を放そうとした瞬間、それまで大人しかった飛影は突然私の腰に腕をまわすと、自分から深くキスをしてきた。
大会本部に威嚇の為に放った妖気、それから蔵馬と飛影の治癒に使った妖気、そして今飛影に吹き込んだ妖気、私の体に残った妖気は少なく、体力の消耗は激しかった。
そこに深くキスされ、舌を入れられかき乱される。
私は自分の身体を支える事が出来なくなり、飛影の上に倒れ込んだ。
「フッ!そんな姿で俺の上に乗る奴が悪い。」
飛影はそう言うと、私の身体ごと起き上がるなり、そのまま逆方向に私を押し倒した。
飛影の上にまたがって乗っていたせいで、私の足は開かれ、飛影の身体は私の足の間を割って更に深く入ってくる。
「覚悟しろ。少々戦いの後で気が立っている。」
そう言ってにやりと笑うと帯に手をかけた。
「待って!!ダメっ!」
私は抵抗するように飛影の胸を押すが帯が解けた事を確認すると、私の両手を飛影は片手でソファーに縫いつける。
飛影はなんの躊躇いもなく着物の合わせを開き、露わになった身体を隠したいが為に身を捩るも、余計に肌蹴ていく。
首筋から鎖骨、胸元、そして胸の突起を口に含まれると私の身体がビクリと反応する。
「あっ…!」
ゆっくりもう片方の胸を揉まれ、私は抵抗する事を忘れて解放された腕で飛影の服を掴んだ。
「はぁっ…んっ、ああっ…だめぇ」
飛影の手はゆっくりと、まだ誰にも見せたことも触れられたこともない部分に伸びる。
「やぁ…っ!」
羞恥とほんの少しの恐怖に、服を掴む手に力を込めた。
飛影は優しく私の手を掴んで指を重ねて繋いでくれる。
指先が肌を優しく撫でるように触れる度、腰が甘く痺れ、身体が跳ね、指が私の秘所を伝う。
クチュッと小さな水音が聞こえ、あまりの恥ずかしさに涙が出た。
堪えていても声が出てしまいそうで、絡めた指に力を込め、右手の中指を甲の方から噛んで声を堪える。
でも秘所の上端にある小さな粒に指先が触れた瞬間、堪えきれずに大きな声が出てしまった。
「んあぁっ…!やぁ…っ!」
あまりに強い快感に上げてしまった自分の声に、繋いでくれていた飛影の手を振り解いて口を覆う。
フッ…と笑う声がして、その手がそっと外され、柔らかく微笑む顔が覗いた。
「もっと鳴け。」
耳元で低く囁かれて、全身の力が抜けた。
私の額に口付けると、その綺麗な顔が下腹へと下がってゆく。
左膝がグイと持ち上げられ、飛影の顔が秘所へ近付く。
「あっ…!そんな所見ちゃ嫌…っああっ!」
腰を引いて逃れようとする間もなく、粒を吸い上げられて大声が出る。
「こんなに溢れさせていて、嫌はないだろう…」
囁く息がそこをくすぐり、ゆるゆると腰が揺れる。
今度は優しく唇が触れ、熱い舌がジンジンと熱を持つ粒を円を描くように刺激する。
思い通りにならない身体の奥から、熱い雫が流れ出すのを感じると、その入り口へと指が射し込まれた。
指を二本、三本と増やして掻き混ぜられ、密やかだった呻き声が嬌声へと変化する。
「…っ!んあぁっ!あっ!だめぇ…!」
中指を曲げて天井を擦られ、一際大きな声で鳴いて真っ白な裸体を仰け反らせ、一気に果てた。
ぎゅうっと搾り上げるように中が締まり、抜こうとする指を引き留める。
ゆっくりと少しずつ指が抜かれ、飛影は溢れだした蜜を舐めあげた。
息を荒げて微かに痙攣する身体を飛影が抱き締める。
「やり過ぎた。…すまん」
語尾が少しずつ小さくなっていく飛影の声に少し頬笑みながら首を横に振ると、飛影は私から離れてベッドルームからシーツをとってきて私に掛けてくれた。
「そのまま少し休め。それともあっちに運んでやろうか?」
妖力と体力を激しく消耗して、私は身体を動かせない状態で飛影を見上げていた。私の髪を撫でながら少し心配そうな表情の飛影。
「ううん。ここで良い。体調どぉ?」
人の体調をどうこう言える状態じゃないのは分かっていながらも、やっぱり気になってしまう。
飛影は少し呆れたような表情を浮かべながら額にキスをした。
「十分だ。前以上だな。」
「前以上?」
「フッ気付いていないのか?起きたら教えてやる。」
そう言って微笑みながら髪をなでられると、心地よさと身体の倦怠感から私はそっと目を閉じるとそのまま眠ってしまった。