あらすじもどき

【写真クダクラゲ(管海月)Siphonophora

 

 

刺胞動物門ヒドロ虫網に属する。ヒドロ虫、ヒドロゾアなど、別々の個体が集まってクラゲを構成する群体生物である。もともとは別の生物であるヒドロ虫が集まることで、遊泳機能、捕食機能、生殖機能、消化機能、群体を守るための防御機能などを分担して担うことができ、各々の機能が特化している。そのため、形状は一般的なクラゲとは異なり、細かい飾りのついた紐状や、気胞から多数の触手が伸びるなど多様である。群体は出芽によって生じた多数の個体がつながっているため、往々にして透明な部品が集まった、細長い形になりやすい。体長は、最大のもので50メートル以上にもなる個体が確認されている。クダクラゲが生息している深海は栄養分が少なく、太陽光も届かないため、餌となる生物も当然少ない。そこで、群生することにより餌を獲得する確率を増やし、栄養分をシェアすることで生存を図っていると考えられている。

 

 

 

 

 

 

 

【あらすじもどき】

 

 

 

ひょんなことから以下略、ゾル家主催の花嫁候補サドンデスバトルにて、見事生き残った主人公、ポー。

 

 

 

晴れて暗殺一家ゾルディック家長男、イルミ=ゾルディックの婚約者となりました。

 

 

 

そこから更に、一週間後の8月末。

 

 

 

お仕事終わりのイルミの元にかかってきた一本の電話から、今回のお話は始まります。

 

 

 

さて、ここで恒例となっている主人公ポーの念能力まとめ、いっときましょう。

 

 

 

 

系統は特質系です。

 

 

 

 

オーラそのものの特徴として、自然体で陰をおこなっているような、凝をしても見えにくい性質を持っています。

 

 

 

 

【驚愕の泡(アンビリーバブル)】

オーラを泡状にして、対象物を包んで守ります。身体を包むと強力な防御能力を発揮します。ひとつの大きな泡に見えるそれは、無数の微細な念の泡(念のバクテリア)が集まって出来ています。元は、オーラを身体に止める纏を頑張ってやるだけの技。防御に特化した能力です。最近は、短時間ですが、自分以外のものもくるんで守れるようになりました。が、ちょっとお腹が空きます。

 

 

 

 

【見えない助手たち(インビシブルテンタクル)】

念の触手の正体は、捕食能力を高めた念の泡の集合体です。捕食対象に向かって素早く伸び、オーラを奪ってさらに成長します。硬さはありませんが、柔軟性、弾力性、伸縮性に富み、それらを利用してオーラを触手先端へ一点集中させれば、一振りで壁や床をブチ壊すくらいの攻撃力はあります。が、お腹が空きます。

 

 

 

 

【嘘つきな隠れ蓑(ミミックギミック)】

驚愕の泡の表面に、色素細胞の形成に特化した念の泡を集めます。周囲の景色と同化して姿を隠したり、ナマコやヒトデに擬態したり、なにかと便利な能力ですが、もともと見えないという特製のオーラをわざと可視化させているため、オーラの消費量が他の能力よりも多く、持続性がありません。わりとお腹が空きますし、今のところ、もって三分程度です。 

 

 

 

 

【お魚の名医(ドクトルフィッシュ)】

念の魚の正体は、微細な念の泡の集合体です。ポーの体内には常に0,1ミクロン程度の大きさの念の泡(念のバクテリア)が存在しており、体内オーラの増減とホメオスタシスを管理しています。体内に有害な毒素や、ポーの指定した特定の物質が侵入してきた場合、それらをくるんで無害化します。無数の泡がひとつにあつまると、毒の管をたくさんつけた、お魚のような生き物に。が、めったに外には出てきません。

 

 

 

 

【自食作用(オートファジー)】

天空闘技場で施策した技です。体内のオーラを全て消耗し飢餓状態に陥ることで、念の泡の捕食能力を極限まで向上させます。獲物を捉えれば、より多くのオーラを短時間で吸収できます。が、ものすごくお腹が空きます。獲物を逃せば命の危険にさらされるので、そんな不安定な捨て身技は二度と使うなとイルミに怒られました。目下、改良中です。

 

 

 

 

【軟】

堅、ならぬ軟。文字通り、身体をゼリーのように柔らかくする能力です。天空闘技場では、細胞と細胞の間を念の泡のバクテリアが中つなぎをすることによって、骨折、打撲を防ぎました。更に、花婿争奪編では細胞を形成する分子を念の泡でくるみ、銃弾やボウガン、ナイフによる攻撃を浴びても生き残ることが可能になりました。が、わりとお腹が空きます。